2018年8月17日金曜日

炊きたておにぎりの会 申込状況

8/26(日)に開催する『炊きたておにぎりの会』の申込状況です。


① 11:00〜12:30 申込終了
② 13:00〜14:30 あと3名



申込方法やメニューなどはこちらの記事をご覧ください。

ありそうでない、炊きたておにぎりを食べる時間。
今回もよい時間になるよう頑張ります。

ご参加お待ちしています。

2018年8月13日月曜日

おにぎり屋















夏休みが明けて2週間、新芋が入荷する9月中旬まで芋けんぴは販売しておらず、加藤けんぴ店は「おにぎり屋」として営業しています。

芋けんぴ専門店だと思っている方が多いようですが、ごめんなさい。
おにぎりと芋けんぴが主な軸ですが、あくまでおにぎり屋に芋けんぴが置いてある、というスタンスです。


当店は、普段の生活のなかで楽しめるもの=けんぴ的なものと勝手に名付け、それ故「けんぴ店」を名乗っています。
だから「おにぎり」も「けんぴ的なもの」なのです。

まあ、よくわからないですよね。


でも当たり前のように食べられるおにぎりや芋けんぴが、考えてもないくらい奥深く、おいしいものであったら、もうそれだけでうれしくなれると思うのです。

そんな風に目の前のお客さんに喜んでもらいたい、それだけなのです。


去年は芋けんぴに力を入れよう、という目標がありましたが、ちょっとそちらにウエイトがかかりすぎたようなので、今年は「おにぎり屋」を頑張ろうと思います。


お盆だし、誕生日だし、なんとなくこれからの目標を考えたくなる日でした。


2018年8月8日水曜日

炊きたておにぎりの会 8月


今回で4回目となる『炊きたておにぎりの会』を開催します。

日本人にとって最も身近な食べものとも言えるおにぎりを、今改めて味わっていただける時間となります。
普段の営業では作り置きのためのおにぎりに特化していますが、炊きたてはまた別格の味わいです。










鉄の羽釜で炊いたごはん。
蓋を開けた瞬間立ちのぼるお米のあまい香り。
その香りをやさしく包み込むように握られたおにぎり。

ああ、やっぱりどう考えてもうまいんだよなあ。


自分で作ってるのに、こんなに屈託なくおいしいと言えるのはおにぎりだから。
おいしいおにぎりの記憶って誰のなかにもあるんじゃないかなあ。
僕はそれを再現しているつもりなので、自分で言えるんだと思います。

おいしいおにぎりって、それだけでうれしくなりますよ。



それでは今回の詳細です。

『炊きたておにぎりの会 8月』

日付   8/26(日)

時間   ①11:00〜12:30
     ②13:00〜14:30

定員   各6名

料金   1500円

メニュー ・炊きたておにぎり2個(具は当日選べます)
     ・夏野菜のてんぷら
     ・小鉢
     ・漬物
     ・みそ汁
     ・自家製アイス
     ・ほうじ茶

     ※おにぎりは通常価格で追加できます。
     ※ドリンクメニューもあります。お酒も。

予約方法 店頭かメールにて。info@kato-kenpi.com まで
     1、お名前(おひとり様2名まで予約可)
     2、当日連絡のつく電話番号
     3、希望の時間 ①か②
     
     メールの場合、この3つは書いて送ってください。
     初めてのご来店の場合はその旨書いていただけると助かります。




今回のおかずは『夏野菜のてんぷら』。
夏は暑いのが困りものですが、もりもり育ついろんな野菜をみてると楽しくなります。
そんな野菜たちをてんぷらに。

小鉢や付け合わせは未定ですが、いつも多すぎるくらいになっちゃうので量は考えてあれこれ作れたら。

あとはドリンクや旨い日本酒などお酒もあり、当店に来るのが初めての方、常連の方共に楽しんでいただけると思います。


ぜひご参加おまちしています。

2018年8月2日木曜日

ところてん


久しぶりのお店の営業にも、楽しみに待っていてくださった方々がいらして、やっぱりお店はいいなあと感じます。

夏の間は芋けんぴはありませんが、当店の想いである「普段の生活のなかで楽しみになるもの」をご用意してお待ちしています。


そのひとつ、夏の目玉は『ところてん』。

今年で3回目の夏となります。
お世話になっているお蕎麦屋さんに「ところてん、やってみたら?」と言われ作ってみました。
それまで全然食べたことがなかったのだけど、「夏に食べるところてん、すごくいい!」となりましてお店で出すように。

年々進化している定番の『青のりところてん』
伊豆大島産の天草から作った寒天は、ほんのり海藻の香りと味わいがあります。
味付けは自家製だし、醤油、米酢の三杯酢。
その上から青のりの香りを移した青のり醤油の氷を削ります。
おにぎりにも使っている兵庫産の海苔、白ごまをふり、お好みでからしをつけてどうぞ。


そして好評なのは『夏野菜ところてん』。














三杯酢のところてんの上に、焼きナス、湯むきしたトマト、キュウリや茗荷のはいった山形のだし、上の写真では甘長唐辛子など旬の夏野菜をのせました。

僕は焼きナスが野菜で一番好きなのですが、ナスは夏から秋にかけてしか食べないという謎のこだわりがあるので、もう毎日食べたいくらいです。
それにトマトの酸味、山形のだしのねばり、もうたまりませんね。夏野菜最高です!

暑さで食欲が落ちても、これはぜひ食べてほしい。



そして今年初登場は、『抹茶レモンところてん』。














初めの構想ではあんみつを作る予定でした。

でも他の店であんみつを食べてみた時に気付いたのです。
「あんみつ、あんまり好きじゃないかも。」

抹茶アイスのクリームあんみつを食べたのだけど、あんこも甘いし、抹茶アイスも甘い。
これに黒蜜かけるの?と思いました。
確かに寒天には味がないので黒蜜は欲しい。
結局なんの味を味わっているのかわからないまま食べ終わりました。

自分が食べたいのはこうじゃないなと思って、食べたいところてんを考えました。

まず、抹茶アイスなら抹茶アイス、あんこならあんこをひとつひとつ味わいたい。
そしていろんな組み合わせで食べてもおいしい。
時間が経ち、締めに溶けたシロップでところてんを食べる。

そんなイメージが湧いてきました。


そして完成したのが上の写真。

小原春香園さんの抹茶を使った自家製の抹茶アイス。
砂糖の配合にこだわった北海道産大納言の自家製あんこ。
少し苦みのある甘夏レモンシロップの氷みつ。
そしてところてんの下にも、最後までおいしく食べられるよう甘夏レモンのアイスが。

最初に抹茶アイスやあんこをどれだけ食べるかにより、最後のところてんの味わいが変わるという楽しみ方ができます。

これはぜひ食べてもらいたい!


しかしこれは「おや?」と思う人もいるかもしれませんね。
そう、知る人ぞ知るtocoro cafeさんの「トコロ天」に似ているのです。

今は店舗はなくアトリエで活動されていますが、店舗があった頃は5年ほど通っていました。
夏限定の「トコロ天」は上にアイスがあり、氷みつの下にあるトコロテンを味わうものでした。
自分の食べたいところてんをイメージした時、この記憶が脳に染みついていたようです。

今回『抹茶レモンところてん』を出す前に、tocoro cafeの上村さんには経緯を説明して、トコロ天リスペクトということで許可はいただきましたのでご安心を。笑


トコロ天を知ってる方も知らない方も、あんみつとは違う甘いところてんの体験をぜひ味わってみてください。



ところてんには全種、温かいほうじ茶もお付けします。
夏の盛りに、小上がりの畳の上でところてんを食べる。
いい時間になると思います。

2018年7月30日月曜日

夏メニュー














明日、31日(火)より営業を再開します。
気にしてくださっている方々にはお待たせしました。

なお、夏場は芋けんぴの販売はありません。
9月以降、新芋の季節になりましたら再開します。ご了承ください。


それまでは夏メニューということで、店内専用やドリンクなど、普段とはちょっと違うメニューでお待ちしています。

例えば、恒例になりました『冷やしだし茶漬け』。

伊豆大島の天草から作った『ところてん』。
味付けは「青のり三杯酢」や「夏野菜盛り」など。

ドリンクは、自家製シロップの『甘夏レモネード』『甘夏レモン甘酒』。
小原春香園さんの『煎茶』。
金沢旅行のおすそわけ『加賀棒茶』など。


この時期ならではのメニューを揃えています。
まだまだ増えるかもしれません。

夏に食べたいさっぱりとしたもの、ほっと落ち着くおにぎりなど、のんびりと店内でお召し上がりいただけます。

ぜひお立ち寄りください。



2018年7月29日日曜日

浅野養鶏場

※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。


先日、玉子でお世話になっている『浅野養鶏場』さんに伺うことができました。


あきる野市の山と川に挟まれた土地にその養鶏場はあります。

入口にはとても賢いシェパードくん(名前は聞き忘れました)がいます。













シェパードくんの大きさにビビっていたら、浅野さんが現れ養鶏場を案内してくれました。














まずは軍鶏(しゃも)の鶏舎。
「東京しゃも」という厳しい品質を守り続けるブランドの鶏さんたち。
鳴き声はニワトリと違っておとなしめでかわいい。

浅野さん曰く、
「ただ単に品種改良すればいいわけじゃない。昔から変わらない野性味のあるしゃもの味を変えずに、調理する職人さんの意見も聞きながら育てている。」

いただいた「東京しゃも熟成低温薫製」は生ハムのように食べることができ、ほどよい塩気と薫製の香り、そして噛めばひたすらに旨みがやってくる一品でした。
















次は当店で仕入れている「うみたてたまご」を生んでくれている鶏舎へ。
”さくら”と呼ばれる純国産血統の鶏たち。
餌はとうもろこしがメインの不純なものは一切入っていない自家製飼料。
なので黄身はきれいなレモン色。

浅野さんの玉子を使うようになって、スーパーで売っている変に濃い色の黄身だったり、ビタミンなんちゃら配合といううたい文句のものは食べる気が失せてしまいました。
「なんで玉子でそのビタミンを得なきゃいけないの。それならサプリでいい。」とはホントそのとおり。















鶏たちを育てる環境には特に力を入れています。
この地に移ったのも、北に山がありそのすぐそばに川が流れていることで、南に抜ける新鮮な風が常に吹いているから。
子供の頃、ウチの近くにも鶏舎がありそこは近づく度にひどい臭いだったけど、浅野さんの鶏舎はそこでずっと話していても平気なくらいの臭いです。

クモの巣があちこちに見受けられたけど、それは全部掃除してしまうと逆によくないのだそう。
クモが鶏につくダニを食べてくれるのです。
自然の絶妙なバランスによって作られた環境で、おいしい玉子は育てられています。



案内していただいた後に少しお話を聞くことができました。

この道60年、83歳になられた浅野さん。
趣味は空を飛ぶこと。

10年ほど前からモーターパラグライダーを始められたそう。
空を飛びたい、という衝動からモーターパラグライダーの先生のところへ行き、初めは高齢を理由に断られたけど、何度もお願いしてその元気が認められて技術を習得。
そして空を飛び、その時に撮った映像を見せていただきました。

見渡す限りの地平と、それ以外は空。

映像でみるだけでは言葉にできない体験がそこにはあるのでしょう。
浅野さんが空を飛んでみて改めて感じたのは、「空を飛ぶには”力”がいる。」ということ。
人間が飛ぶには、でっかいパラグライダーとモーターを担いで、でっかい場所もいる。
そのくらい力が必要だけど、鳥は身ひとつで飛び立てる。

鳥はすごいんだよ。と教えてくれました。

ちなみに最近の趣味はポルシェに乗ること。
昔ながらの佇まいの家に一年ほど前に買ったポルシェが停めてありました。

「そのアンバランスさがいいんだよ。あと数年乗り尽くしたら今度は欲を全部捨てて乞食になりたい。奥さんは嫌がるけどね。」
と、どこまで本気なのかわからないことをおっしゃっていました。全部本気な気もするけど…


あと今の人には教養が足りない、のだそう。
戦争を体験している浅野さんは、小さい頃絵描きのお兄さんの影響を受け、油絵、クラシック音楽などに触れていきます。
そこで学んだ知識や感性が今の浅野さんを作っているようにみえました。

もうひとつ印象に残ったのは、
「自由は戦って得るもの。」という言葉。

芸術の歴史をみても、自由を得るための戦いはくり返されていたそうです。
しかし現在の日本では戦う人は少なくなっています。
僕も、自由でありたい、とは心では思っていました。
でも確かにそれを得るには、今までのものと戦う必要があることに気付きました。

モーターパラグライダーを始めた頃は、空を飛ぶと近所の方に通報されて警察が待ち構えていたそうです。笑

なにかをやりたいと思って、それをやるには、強い意志の力が必要なのです。



この日もまた濃密な一日となりました。
浅野さん、ありがとうございました。


2018年7月26日木曜日

金沢

※7/9〜7/30まで、夏期休業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。



旅行3日目は金沢へ。

午前中はSOYさんでおいしい朝食を食べゆっくりと過ごし、昼前にバスで出発。
合掌造りで有名な白川郷を経由して2時間で到着です。


しかし金沢は暑かった…

高山も気温は高いものの湿度は低くまだ大丈夫だったけど、金沢はアスファルトから立ちのぼる暑さでクラクラしました。
それでも市内を走るバスのフリーパスを買って、さっそく近江町市場に行きました。















海鮮丼を食べて、能登の調味料など買ったりして、次の目的地に。
到着が遅かったので、駆け足になってしまったのが残念だったなあ。
















3つある茶屋街のひとつ、西茶屋街を散策して近くにある津田水引さんへ。
水引で有名なのは、伊予、飯田、金沢だそう。
関係あるかはわからないけどウチの母も昔水引の内職をやっていて、僕にとっては馴染みのあるものでした。
大人になってふと、水引細工ってかわいいなあと思い、特に金沢水引は立体的で目を惹いて、いつか見てみたいと思っていたのでした。
















次は金沢21世紀美術館に。
今や金沢と言えばという場所になったけど、僕がデザインの専門学生だった頃に完成して話題になり、行ってみたい場所のひとつでした。
わかりやすくアートな雰囲気を味わえていいと思います。
近くの甘味処であんみつを食べて、一度ホテルに。


夜は絶対お寿司を食べようと決めていたので、ホテルの方もオススメの葵寿司さんに。














カウンターのお寿司屋さんに入ったのは初めてだったので、最初そうとう挙動不審でした。
お店の方は特にあれこれ説明してくれるわけではなく、つかず離れずな距離感。
親切な隣のお客さんの助けもあり、なんとかお寿司と金沢の日本酒を注文して待ちます。

そして目の前に置かれたハランの葉の上に、ていねいに握られた寿司が置かれていきます。
一口食べて、今まで食べてきた魚介とは全くの別物だということがわかりました。


めっちゃうまい!!!

頭の中にめっちゃうまい!の緊急信号が点滅して、次々に握られる寿司を味わっていきます。
エビ、イカ、貝、ブリの一歩手前のもの、ズワイガニ、穴子、のどぐろ(あんまり詳しくないので大雑把)など、一口ごとにに全く違う色や形の花火が上がってるようでした。

一息ついていると、先程とは反対側に座っていた常連さんらしき男性に「どこからきたの?」と話しかけられました。
「東京から。」と答えると、その男性も東京に住んでいたそう。

そこから話が盛り上がり、お酒やどじょうの蒲焼きをごちそうしていただいたり。
おにぎり屋をやっているという話になると、寿司屋の大将も米や海苔に対するこだわりを教えてくれたり。
人生の先輩方の言葉には重みと笑いがあり、濃密な夜を過ごすことができました。


僕のなかでひとつ大きかったのは、おにぎりの話をしている時に、その男性や大将にもおにぎりを食べてもらいたいなあと思えたことでした。
そんな方々にも、自信を持って食べてもらえるおにぎりだという自負があったのです。

もちろんお寿司屋さんで使うお米や海苔とは違うのですが、毎日食べたいと思えるおにぎりに合ったお米や海苔などの素材の選択、そして炊き方握り方などおにぎりの扱い方。
積み重ねてきたものは間違ってなかったなあと思えました。


本当に素晴らしい金沢の夜になりました。
隣の方、大将、女将さん、ありがとうございました。



そして次の日、そのホテルの朝食もすごくおいしく、よい心地のまま金沢駅でお買い物。
ブリのたたきや河豚の子ぬか漬けなどの珍味、器や張り子玩具などいろいろ買い込んで、北陸新幹線で帰りました。

熱く(暑く)、濃い三泊四日。
夏期休業明けには、みなさんにもその空気を少しおすそわけできたらと思います。