どうぶつの線

この夏は陶器粘土でひたすら動物を作っています。
納得のいくものにはまだ全然だけど、少しずつポイントは掴めてきました。
どういう想いがあって、それをカタチに落とし込むかを考えるのは、今までやってきたデザインと変わらないところです。
2次元のグラフィックデザインでは、本質をとらえた美しい線を探そうとすると、シンプルで削ぎ落とされた、ある意味デフォルメされた線になることが多かったです。
初めはその意識で動物を作ろうとしていたら、自然とリアルな造形に近づいていました。
これは動物の本質的で美しい線というのは、現実の姿そのままでもう完成されているということだと思います。
リアルに作られているはずのフィギュアが、どうにも違和感を感じるのは、そのままの姿を表現できてないからじゃないでしょうか。
自然が生んだ完璧な造形。
そう思うと動物の存在が、さらに尊く感じます。
その姿を表現できるようになりたいですね。