金継ぎ完成
年始に始めた金継ぎがようやく完成しました。
まずは預かった器から。



厚みのある平皿だったので、継ぎ目が意外と目立ってしまったのだけど、継ぎ自体はキレイに出来たと思う。
金を蒔く時に、乾燥時間を失敗してやり直しになったけど、それがなければもう少し上手くできたはず。
あと全ての器にだが、金を蒔くタイミングがちょうどワクチン接種後で、腕が少し痛い状態だった。そのせいか、継ぎ目にキレイに金が乗っていないのが目立つ。時間が出来たとはいえ、一番繊細な作業のため体調も万全でなければならない。次の反省点。
次は、岡田直人さんの器たち。





最初の大きめのしのぎカップ。
これは一番普段使いしているもので、底に大きめの欠け、あと初期からあった深めの貫入のようなもの。水が漏れることはないが、何かの衝撃で割れるならここからだなと思ったので、金継ぎすることにした。
底は代用金粉なので少し色合いが変わるが、口が触れないのであれば十分な見た目だと思う。しのぎ部分の金継ぎはかなり難易度が高くなるが、それなりには仕上がった。欲を言えば、もう少し細く出来れば良かった。
次は小さな磁器製のカップと大きめのカレー皿。
こちらは比較的小さめの欠けだったので、金継ぎしやすかった。
金粉が金消粉というのもあり、思ったよりツヤは出なかったが、おそらく漆の仕上げも関係していると思うので、次はもっといい仕上げになるよう頑張りたい。
家にある器は修復できたので、次は骨董品で欠けた器を買って見るのもいいかもしれない。
気長に続けていきたい。