7周年ブレンド

ブレンドといえば、当店ではお米を季節や、品種、水分量などの状態により、2種類をブレンドして使うことが多いです。
例えば、このお米は香りや食感はいいけど、少し甘みが足りない場合は、甘みの強いお米を加えたり。乾燥などでちょっとパサついた食感になってきた場合は、冷めてもしっとり柔らかいお米を加えたり。
今回、ねじまき雲さんに珈琲豆をオーダーした時、珈琲の、特に3種類以上のブレンドというのは、どういう考えで作っているのかが気になり、そういうテーマでお願いしました。
少し話を伺いましたが、僕の浅いコーヒー知識と合わせて言葉にすると、コーヒーはまずお米と違って、味の構成が甘み、苦味、酸味だったり、香り、後味など複雑に絡み合ったものなのです。
だから、味のベースとなる豆を決め、調味料を加えるように酸味や、コクを加えることで、3種類以上のブレンドができるということです。
今回の『KNP7 ブレンド』は、浅煎りでスダチっぽさ、中煎りで紅はるか、中深煎りでみたらしっぽさを演出し、それらをバランスよく配合したブレンドとのこと。
秋らしさと芋けんぴにも合うように作られたブレンドを、いつもよりちょっと意識して飲んでみると、また新しい気付きがあるかもしれません。
ねじまき雲さん、いつもおいしい珈琲、ありがとうございます。
そして、一緒に入る芋けんぴも、今回試作を重ね完成しました。
新しい味わいとして『はちみつレモン』味です。
紅はるかに、愛媛県産のレモン、そしてさらに愛媛県で採れたレンゲはちみつで味付けしました。
はちみつのコクと香りは感じさせて、でもベトつかない食感にするのに苦労したけど、レモンの酸味がさわやかで、かなりいい仕上がりになりました。
ブレンド珈琲とのSETということで、こちらも定番の紅はるか、みたらし、はちみつレモンを1袋にブレンドすることで、甘み、コク、酸味と1本1本違う味わいに。
珈琲と芋けんぴ、ブレンドのおもしろさを感じながら、よいおやつ時間にしていただけたらうれしいです。
『7周年珈琲豆SET』 ¥1400 ※珈琲豆は豆のままのお渡しです
27日(日)の店頭販売で残ったら、ネット販売にも登場する予定ですのでお楽しみに。