金継ぎ2
以前の金継ぎ記事を見て、時間がかかるし、技術もないのをご了承の上、割れた器を預けてくれる方がいました。

1月後半に修復開始。
少し厚めの小皿で、材質は結構土っぽいです。
カケラは最初ひとつだったのですが、触っていたら割れてしまいました。スミマセン…
漆の付きがよくなるように生漆を薄く塗ります。

小麦粉と生漆を混ぜた麦漆で接着します。
他の器も金継ぎしていましたが、完全に固まるまで1〜2ヶ月かかりました。
接合部分は細かく砕けているところもあり、少しズレや隙間もありました。
はみ出た麦漆を彫刻刀や耐水ペーパーで磨きます。

先程の亀裂や欠けを砥の粉と漆を混ぜた錆漆で埋めていきます。
ここでも固まるのに1〜2ヶ月かかりました。湿度は保っていましたが、まだ寒い季節だったので気温も影響しているのでしょうか。
錆漆を磨き、メラミンスポンジで汚れをとれば、大分それっぽくなってきました。
あとは下塗りなどを重ね、金粉を蒔けば完成です。
やっぱり近づいて見ると完成度はまだまだな感じ。
金粉が付いたらまたご報告します。

自分用の器は、欠けやらヒビなど多数。
こちらももうすぐ完成予定です。